Googleの検索ランキングには、ページの表示速度を測る「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」という指標が組み込まれており、そのパフォーマンスは以下のようにサーチコンソールのレポートで確認できる。

このレポートでは、「不良URL」が急激に増加することがある。
下のグラフがその一例で、2026年2月13日に急増している。

同様の事象は「改善が必要なURL」や「良好URL」でもよく見られることだが、不良URLの場合は「サイトに問題が発生したのでは」と心配になるかもしれない。
しかし実際には、ページのインデックス数が変化しているだけのケースがほとんどだ。
そもそもこのレポートには、インデックスされているページのみが反映されるという前提があるため、不良URLが急増した原因に心当たりがなければ、インデックス数の増減が関係していると考えるのが妥当だ。
このレポートに表示されるのはインデックスに登録されている URL のみです。
引用:Core Web Vitals レポート – Search Console ヘルプ
インデックスの増減が実際に不良URLの増加と関係しているかどうかは、左メニューの「ページ」レポートで確認できる。ただし、このレポートでは因果関係が視覚的にやや把握しにくいため、「クロール統計情報」を活用することをおすすめする。
クロール統計情報とは、Googleによるサイトのクロール状況を確認できるレポートで、左メニューの「設定」から「クロールの統計情報」欄の「レポートを開く」からアクセスできる。

下記画像の「クロールリクエストの合計数」グラフに注目してほしい。この数値は、GoogleがサイトのURLに発行したクロールリクエスト数の推移を示しており、リクエストが成功するとGooglebotがそのURLをクロールする。

グラフの動きを見ると、不良URLが急増した時期とほぼ同じタイミング(2026年2月13日)でクロールリクエストも増加していることが確認できる。
誤解を生まないように言っておくと、このグラフはクロールに関する情報であり、その後きちんとインデックスされたかどうかまではわからない。
しかし、クロールリクエストが増えればクロール数も増え、結果としてインデックス数が増える可能性が高い。
これまでインデックスされていなかったページが新たに登録されることで、不良URLが増加するのは十分に起こりうることだ。
以上から、不良URLの急激な増加は、インデックス数の増加が原因である可能性が高い。
不良URLが増えること自体は改善すべき事象であることに変わりはない。ただ、サイトに何らかの問題が発生したわけではなく、これまでGoogleに発見されていなかったページ(正確にはインデックスされていなかったページ)が、クロールの増加によって新たに登録されたことが不良URLの急増の原因だと理解しておくとよい。
経験上、不良URLの急増の多くはこのケースに該当するため、まずはサーチコンソールで確認してみることをおすすめする。


